先崎 彰 容。 【対談】先崎彰容×與那覇 潤 「成熟なき喪失」の時代 批評の復権にむけて

【見る】100分 DE 名著 吉本隆明 西研よりも先崎彰容

また橋本龍太郎内閣で本格化した行政改革は、中央官庁の再編によって官邸機能を強化し、分散していた統治機能を改善するために行われたものだった。 古くから吉本を読み続けている「吉本読み」のプロはあまたいます。 後半部分で先崎さんの解説がまとめられている形式です。 全共闘世代に熱く支持され、貪り読まれた本書は、「信じるとはなにか」「国家の起源とは」「国家とはなにか」という問いに対して深く、本質的にとことんまで考え、向き合った吉本隆明の格闘の記録でもある。 (p69-70) 今日、私たちがつながりをもち、共同体を形成する際、契約でも法でもなく、感情的に連帯している場合が多々あることを思いだしてください。

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013 先崎彰容 『100分de名著 吉本隆明「共同幻想論」』(NHK出版、2020)|IK404|note

集落全体が風習を共同幻想として共有しているので、六十代の老人もこれを当然のこととして受け入れていました。 政府の指示と連携は遅れており、飲料水もまだ届いていなかった。 自民党一強と言われる現状は、右派、保守の圧倒的優勢の時代です。 ・・・刑罰の登場をもって、国家の完成とみなすことができるのです。 「近代主義の福澤」対「反近代主義の西郷」という竹内図式は、明治思想史の紋切り型としてある一定の有効性があった。 昨日まで信じていたものがすべてひっくり返る混沌の中で、吉本が生みだした概念が「関係の絶対性」だ。

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NHK「100分de名著」講師が読み方のコツを伝授! 吉本隆明『共同幻想論』は現代へのヒントに満ちている

「SNSが普及し自分の意見を簡単に表明できる時代になって、情報にアクセスできるまでの時間、意見を表明するまでの時間がどんどん短くなっている。 深く問う、とはこういうことだ。 吉本の主著とされ、戦後、日本人が国家について考えた最高峰とされる『共同幻想論』、その現代的意義に寄りそいながら読み解く。 喪失感を抱きながらも、秩序を取り戻そうとする生活と思索から紡ぎ出された8編の論考は、いずれも議論の本質を突く迫力にあふれています。 筆者は当時、福島県いわき市在住の私大教員であった。 このような「だれが政府の運営をするのか」という権力争いを、松沢は「戊辰戦後デモクラシー」と表現しました。 関係性 人間のさまざまな考えや、考えにもとづく振舞いや、その成果のうちで、どうしても個人に宿る心の動かし方からは理解できないことが、たくさん存在している。

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先崎彰容著『維新と敗戦』を読む。

今までは有事に主権をどうするかという議論を避けてきた。 2016年より日本大学危機管理学部教授。 日本大学危機管理学部教授。 ですが、この人が死に物狂いで、巨大なものと格闘し続けているという直観はありました。 一見抽象的なことがこれから大事になってくる。 ある意味、ミシマ文学の全てのエッセンスが入っていると言ってもよい主著を読むためには、様々な視点があるでしょう。 東 彼らは、西郷的な反近代主義とはどうちがうのでしょう。

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吉本隆明「共同幻想論」入門

むしろいくつかの「断絶と飛躍」を経て、国家にまでまで発展していくものです。 いま、吉本隆明の全集も刊行中ですし、文庫で手に入る著作も増えています。 真に生産的な著作とはそういうものです。 。 藩閥政府は戦死者の遺族にだけ恩給を支払う制度をつくったのだけど、これに対して日本の慣習では、親に渡すほうがふつうであるはずだと主張する。 この「ミニ」というところが危険。

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先崎彰容著『維新と敗戦』を読む。

いま「自粛警察」という言い方がされているが、休業していない店に対するいやがらせとか、感染者の家への投石などがある。 だが、この自由な選択にかけられた人間の意志も、人間と人間との関係が強いる絶対性のまえでは、相対的なものにすぎない。 東京大学文学部倫理学科卒。 この延長線上から玄洋社のテロリズムも生まれてきた可能性があるというわけである。 以上のような補助線を竹内図式に入れてみると、明治の思想はけっして近代と反近代という二項対立に還元できなかったことがわかります。 サイパン島に隣接するこの小島には先の大戦の戦闘員と民間人を含む多くの遺骨が今なお、眠っている。 この著作に現代の視点から光を当てなおし、そこにこめられた「国家論」や「自立して考えるとはどういうことか」といった問いなど、現代の私達にも通じるメッセージを読み解いていきます。

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先崎彰容著『維新と敗戦』を読む。

反町理キャスター: 先崎さんから、我々日本人は判断基準がないから世界観を語る人間が出てくることが危険、との発言があった。 そんな中で出会ったのが先崎彰容さんの「ナショナリズムの復権」という本でした。 だがこうしたさまざまな光景が「いつもの如く」続くこと、これこそが天皇陛下が最も望まれていることのはずである。 あるいは2000年代に入ってから吉本に入門しようと最初に手に取ったが、よく理解できなかった。 だが、法的ルールに則らず、一人一人が警察官になり「自粛警察」のような形でバラバラに判断し制裁を加えることはよほど怖い。 この現状を打破するためには日本の近代とは何かを深く考え格闘してきた人物が残した思想を再点検することが不可欠です。

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【正論】令和に目指すべき日本の姿思う 日本大学教授・先崎彰容

「」が中心だけど、龍之介やがとても面白く解読されているので、実に楽しく読めるヨ。 蓮台野は他界を象徴する場所であり、集落の利害に反する存在は村はずれの蓮台野すなわちあの世との境界へ送られます。 吉本にとって「沈黙」とは国家を沈黙をもって凝視するということが含意される。 ひとつは、これだけ簡単に情報にアクセスできる時代なのに、人は不安に駆られるとチェーンメールで嘘の情報をどんどん流す。 なぜならば、そのように多様な解釈を生み出す本だからこそ、この本は歴史的な名著となったのだと思うからです。 個から国家までを貫く思索の轍(わだち)をたどる 1968年、学生運動が最高潮に達し、「最後の政治の季節」に登場した一冊の書物が『共同幻想論』だ。

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